タロットカードは怖い?

私の同居人は、「タロットカードが怖い」と言います。

確かにタロットカードには、「死神」「悪魔」「塔」といった、怖い絵柄のカードがあります。

絵柄が怖いカードは、当然のことながら、そのカードが示す意味もネガティブなものになっています。

 

「死神」なら「完全な終わり」「別れ」「死」

「悪魔」は「束縛」「欲望」「恐怖」

「塔」は「崩壊」「災難」「ダメージ」

 

私も自分のことを占っているときにこの3枚が出ると「あちゃー!」となります(^^;)

占いでは極力出てほしくないカード。そのスリートップが「死神」「悪魔」「塔」といえるでしょう。

 

では、どうしてこんな怖いカードがあるのでしょうか?

怖いカードがない方が、安心して占えるのでは?

 

私も一時期、タロットのネガティブなメッセージが怖くて、オラクルカードを使ってた時期があります。

オラクルカードは、カードの意味がすべてポジティブなものなので、安心して占えました。

しかし、どんな質問にもポジティブな答えが返ってくるので、段々と占い甲斐がなくなってきてしまったのです(あくまでも、個人的な感想です)

まぁ、例えていうなら、常に褒め殺しに会っているような感じでしょうか?

「褒められてるのに、現状はすごくモヤモヤしている」このギャップに余計モヤモヤしてしまったのです(あくまでも、個人的な感想です)

なので、オラクルカードはあまり使わなくなってしまいました。

 

悩みや問題を抱えるということは、現状に何か問題や、障害となっていることがある訳で、それらが明らかにならないと、対処法が明確にならないと感じたのです。

そして、その問題や障害を明らかにするには、ネガティブなカードもあるタロットカードで占うのが適していると感じたのです。

そのことを、端的に表している言葉があります。

 

「良いまじないに力を与えるには、悪い言葉も知らなければいけない」

 

天空の城ラピュタの中に出てきた言葉です。

より良い未来を手に入れるためには、現状に潜む問題や障害を明らかにし、それらに対する対処法を導き出す必要があります。

問題点や障害を表すカードは、ネガティブな言葉を紡ぎ出すかもしれません。

でも、タロットは必ずそれらに対する対処法を教えてくれます。

例え、結果に悪いカードが出ても、対策のカードには悪い結果を回避するヒントがちりばめられています。

確かに、怖いカードもあるけれど、それは良い未来を掴むためのスパイスのようなもの。

恐れずに、タロットの世界に触れてみましょう!